NIPTは新型出生前診断とも呼ばれ、採血をするだけで胎児の疾患について調べることができる出生前診断です。
出生前診断の中でも精度が高いと言われていて、母子に負担やリスクがないことから受ける人は増加している傾向にあります。
NIPTをはじめとする出生前診断を受けるときには誰もが受けるかどうかを迷ったり、悩んだりします。受けるべきかという問いに正解はありません。
NIPTの検査自体は採血をするだけなので1日で終わりますが、結果はすぐに分からないのでしょうか?だいたいどれくらいの日数がかかるのでしょうか。
NIPTの結果はすぐには分からない
NIPTの検査結果はすぐには分かりません。NIPTは採血をして検査会社に依頼してから検査結果を出してもらいます。採血をした病院でそのまま調べられるわけではありません。
検査結果が出るまでの日数は施設や検査会社によって異なりますが、大体1~2週間で結果が分かります。
検査の結果は来院して直接説明する施設もあれば郵送で送られてくる施設もあるため、結果を知らせる方法によっても結果が分かるまでの日数に差が出てきます。
判定保留の場合も
結果は陽性か陰性かで示されますが、判定保留という結果が出る場合もあります。その場合はもう1度検査をすることを勧められる場合もあります。
日数は余裕をもって
NIPTを受けてから検査結果が出るまでは大体1~2週間ですが、検査結果が陽性であった場合にはその後に確定診断である羊水検査や絨毛検査を受ける必要があります。
結果によっては妊娠を継続せずに人工妊娠中絶を選択する妊婦もいますが、週数が進むと体への負担が増えることが考えられます。また、妊娠22週を過ぎると母体保護法によって人工妊娠中絶の手術をすることが認められていません。
結果次第で色々な選択をしていかなければなりません。そのため検査を受けるときには余裕をもって受けるのがお勧めです。
検査結果を待つ時間の不安
胎児に病気がないかを不安に思う妊婦にとって検査結果を待つ時間はとても長く感じられます。
結果を待つまでの間、夫婦で気持ちや考えを共有したり、しっかりと陽性が出た場合どうするかなどを再度話し合ったり、不安な気持ちをスタッフに伝えて相談に乗ってもらうなどしてなるべく精神面がかからないようにして過ごすようにしましょう。