NIPTを受けるクリニックの選び方
NIPT検査ができるクリニックには、認可施設と無認可施設があります。
認可施設とは、日本医学会連合がNIPT検査を認可した施設のことで、NIPT検査を行うために条件が定められているのが特徴です。一方、無認可施設とは日本医学会連合の認可外の施設のことを指しており、妊婦なら誰でも検査を受けられます。
それぞれのメリット・デメリットを詳しく表にまとめてみました。
認可施設 | 無認可施設 | |
---|---|---|
メリット |
・専門的な技術を持つ医師の診療を受けられる ・専門のカウンセラーによるアフターフォローが充実している ・陽性が続いた場合に行う確定的検査(羊水検査または絨毛検査)も同施設で行える |
・妊婦であれば誰でもNIPT検査を受けられる ・検査費用が安い ・NIPTの検査項目が多い(21トリソミー、18トリソミー、13トリソミー以外の検査項目を設けている場合もある) ・紹介状が必要ないので、好きな施設を選ぶことができる ・予め予約をしていけば、その日のうちに検査が完了する |
デメリット |
・条件に当てはまらないとNIPT検査ができない ・費用が高い ・NIPTの検査項目は21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーの3つのみ ・医師の紹介状が必要であるため、検査に至るまでに時間がかかる ・パートナー同伴などの条件が定められている場合があり、予定を合わせる必要がある |
特になし |
比較した結果、無認可施設では「誰でも検査が受けられる」「費用を抑えられる」のがメリットだと分かりました。一方、特筆すべきデメリットは見当たりませんでした。
認可施設の場合は検査を受けるのに縛りがあるため、最悪の場合検査自体が受けられないこともあります。また、NIPT検査で陽性だった際の羊水検査で追加費用がかかる場合があるため、費用が大きく膨らむ恐れもあります。
また、厚生労働省のアンケートによると、「NIPT検査を行っている方の半数が無認可施設で検査を実施した」との調査結果が出ています。
確かに、上記をふまえて考えると無認可施設の方がメリットが多いとわかりますね。NIPT検査をどこでおこなうか迷っている方は、ぜひ無認可施設を検討してみてください。