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NIPTで性別判定ができる?

NIPTは出生前検査の一種で出産前に染色体異常症などの疾患が胎児にないかを調べる検査です。染色体を調べるNIPTでは性別を調べることもできるのでしょうか?

性別が分かる時期

誰もが妊娠中に気になるのが赤ちゃんの性別です。赤ちゃんの性別は受精したときにすでに決まっています。妊婦健診の超音波エコーで判別して妊婦に伝えられますが、早くて5か月からしか分かりません。遅くても一般的には8か月ごろまでには分かることが多いですが、赤ちゃんの向きなどによっては最後まで分からないことも稀にあります。

エコーで性別を判断する場合には胎児が男の子の場合は陰茎や陰嚢があるかどうかで判断し、女の子の場合は大陰唇が見えるかどうかで判断しますが、見間違いが起こることもあり絶対とは言い切れません。

NIPTで性別が分かる?

NIPTは妊娠10週以降に行うことができる出生前検査です。妊婦の採血を行うことによって血液に含まれる胎児のDNAを調べることができ染色体異常症などの検査を行うことができます。赤ちゃんの性別は性染色体によって決定されます。NIPTは染色体を調べることができる検査であるためNIPTを行うことで性別の判定も行うことができます。

NIPTで性別判定ができる病院

認可施設は日本産婦人科学会が指定した病院であり、日本産婦人科学会はNIPTを性別判定に使うことを正式に認めていないため、認可施設では性別判定を行っていません。無認可の施設では疾患を調べる検査と一緒に性別判定も行っていることがあります。

認可施設は数が少なく、また受けるために条件がたくさんあり受けてみたいと思っても受けられないことが多くあるため、NIPTを受ける多くの妊婦が無認可施設で検査を受けているのが現状です。

無認可施設の中にはNIPTを受けた妊婦やその家族をしっかりとフォローできる体制が整っていない場合もあるので、しっかりとサポートしてくれる病院であるかを調べてから検査を受けるようにしましょう。

NIPTで分かる性別の正確さ

NIPTは胎児のDNAを調べることができる検査であるため、検査を受けることで分かる性別は99%正確であるといわれています。もちろん100%ではないためNIPTを行ったからといって性別が確定するとは言い切れませんが、超音波エコー検査で分かる性別は見間違いなどが起こる可能性も十分にあるため、より正確に性別が分かるのはNIPTであるということができます。