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NIPTっていつまでに受ければいいの?

NIPTは新型出生前診断と呼ばれる出生前検査で、妊婦の採血をして胎児のDNAを解析することによって胎児の染色体異常症などの疾患について調べることができます。

母親の血液中に検査に必要な胎児のDNAが循環するようになるのが10週以降といわれているため大体10週前後からNIPTを受けることができる施設が多いです。 では、NIPTはいつまでに受ければよいのでしょうか。

NIPTはいつまで受けることができるのか

NIPTはいつまでに受けなければいけないという明確な決まりはなく、技術的にはいつでも受けることが可能です。遅く受けたからといって結果が出ないといったことはありません。

しかし検査の結果によって追加で検査が必要となったり、妊娠を継続するかの判断をしたりする必要があるため、15週~17週頃までに受けることが推奨されている病院が多いようです。

病院が指定する妊娠週数を過ぎてしまった場合は一度問い合わせてみる必要があります。

NIPTの結果が陽性だった場合

検査結果で陽性となった場合にはNIPTは非確定的診断であるため確定診断である絨毛検査や羊水検査を受けなければ確定診断できません。

NIPTに何週までという決まりがなくても確定診断である絨毛検査や羊水検査は推奨される週数がある程度決まっています。

絨毛を採取する絨毛検査は妊娠16週以降になると採取が難しくなるため、大体妊娠11~14週に行われています。また、羊水検査は羊水の量が妊娠15週より前だと検査に必要な量に満たないため妊娠15週以降に行われています。羊水検査がいつまで受けられるかは明確に決まっていませんが大体18週頃までに受けることが推奨されています。

そのため、追加で検査をする可能性もふまえてNIPTを受ける週数を検討する必要があります。

また、妊娠を継続せず人工妊娠中絶の手術を行う際には妊娠22週未満である必要があります。

NIPTを受けるどうかは早めに検討する必要がある

いつまでに受けなければならないという決まりがないとはいえ、このようなことをふまえると早めにNIPTを受ける必要があります。

NIPTを受けるかどうか、受けることができる病院にはどのようなところがあるのか、パートナーはNIPTなどの出生前診断についてどう考えているか、など重要なことはできることなら早めに意思を確認しあっておくと、妊娠してからNIPTの検査を検討し受けるまでの流れも比較的スムーズに進めていくことができます。